榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
5月17日(土)読了。

世界を変える力を持つ奏世楽器。
伝説の存在ながら、一部の人間はその実在を知ってしまった。
身に余る力は、賢明な者が扱えばいい。
しかし、世界さえ変える力を、己の権威として手にしたい者もいる。
力を求めて秘密裏に動き出した軍。
奏世楽器をその手から守るフォロン達。
果たして、力の行く末は……

学生編と社会人編の狭間を埋める物語、完結!
後付けではありましょうが、綺麗に落ち着くところに落ち着きましたねぇ。
また、力との付き合い方も、結局はそういうことなのだろうな、と。
身に余る力だから、手放せばいいということでもなく。
濫用をしたくなるのも人間なら、一方で、暴走しないように悩み考え節制することが出来るのもまた、人間と。色んなことに当てはまることですな。

てなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ ルックバック・クリムゾン』です。

神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール3 (GA文庫)

榊 一郎
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2013-03-13