遊歩新夢・著、DSマイル・イラスト、オーバーラップ文庫。
6月1日(日)読了。
アンサンブル・コンテストで一歩を踏み出した菜珠沙達カルテット。その演奏が切っ掛けで、英司の元へ一通の招待状が届く。国際アンサンブルコンペ。世界に触れるチャンスだった。だが、演奏は五重奏以上。吹奏楽部の力を借りてメンバーを集めるが、帰国子女のミシェルは何かと問題があって……
ブラスバンドをテーマに、世界への道を踏み出し始めた雛鳥たちの物語、第二弾。
偶然が幾つも重なり合ったのか、その音楽が導いた必然か、まだまだ細い細い道ですが、世界への道が見え始めてきましたねぇ。
やっぱり、音楽表現の描写が、畑違いと言えど色々感じるものがあります。楽器演奏はサッパリなのですが、それでも伝わるものがあるといいますか。色々刺激になります。まぁ、合唱畑の人間なので1巻では香苗先生の視点が一番解りやすかったりしたのですが、今回は余り出番がなかったのが寂しくはありましたが(;^^)
あと、内容的なものでなく、物凄く馴染みのあるトレーニングが出てきて、ああ、楽器演奏でもこういう練習するんだ……って思ったらやっぱり指揮法のトレーニングだったでござる、という部分が印象的でした。あの練習は、指揮法ゼミ入って先ずやらされましたねぇ。今では当たり前に出来ますが、確かに始めた頃はあんな風になってる人多数だったなぁ、とか思い出したり。
キャラ的には、亜依が今後もしっかり活躍することを楽しみにしつつ。こういう立ち位置のキャラ、好きです。眼鏡っ娘はもっと大好きです。
てなところでここからは再びポリフォニカ消化に戻って、次は『神曲奏界ポリフォニカ ウィズアウト・ホワイト』です。