白鳥士郎・著、切符・イラスト、GA文庫。
8月5日(火)読了。

遂に開幕した緑園祭!
体育祭に文化祭に物販にと田茂農林生達にとっての一大イベント!
耕作達も当然勝利を目指して盛り上がっていた。
仲間達と大きなことをする楽しい日々。
特に、林檎にとっては初めての緑園祭。
今ではすっかり仲間となった彼女にも楽しんで貰いたい。
だが、そこ差す影。
それは……

気がつけば次で二桁にまで達している農業については真摯な物語。チクチクと不穏な空気を漂わせてはいましたが、今回は林檎のあれこれも絡みつつ、農業というより緑園祭を通して『農業高校』とは? という部分がクローズアップされていましたな。『銀の匙』と異なる切り口でというかあそこが特殊と言うことがよくわかったり。あと、まさかあのネタが飛び出すとは。完全に世代がズレてると思うのですが、獲物がいたぜ! とされるのは三十代以降のような。なんだ、今日は月に一度の時の流れがゆるやかなサルバンの破砕日か?
それはそれとして、ベッキーは相変わらずなのですが、あれもあれで本当は相変わらずなのですよねぇ。元々変なスイッチが入らなければ生徒想いのええ先生なのに。そこは忘れちゃいけない。忘れられるのは自業自得だけど。

てなところで次は『僕と彼女とカノジョとかのじょ3』です。

のうりん 9 (GA文庫)

白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2014-07-12