吉岡平・著、都築和彦・イラスト、朝日ノベルズ。
1月5日(月)読了。
人材不足の惑星連合宇宙軍の求人に釣られ、半ば企業へ就職する感覚で軍へと入ったジャスティ・ウエキ・タイラー。だが、彼は持ち前の裏付けのない自信とおべんちゃら、そして強運で、士官学校を出たわけでもないのにあれよあれよと出世し、やがては、惑星連合宇宙軍に前例のない戦果を上げていく。
どうしてこんなに勝てるんだろう? そんなタイラーの快進撃の御華詩……
これは、かつて富士見書房で出版されていた無責任艦長シリーズの『銀河無責任時代』『無責任艦長タイラー』『ワングの逆襲』の3冊を1冊に纏め、描き下ろし短編を加えたものとなっています。艦これで若干そっち方面の知識も付いているとあの『信濃』の見え方も違ったりしつつ、当時のことを思い出したりしながら夢中になっていました。結構サラサラと話が進んでいたりもしますがどのキャラも魅力的ですねぇ。この語り口も久しぶり。あと、これが今日日の若い世代にどう映るかは非常に興味深いところ。
すっかり全部読み直したいと思いつつも、この後、無責任キッズ、無責任カルテット、無責任三国志、と玄孫まで続くシリーズなので流石に厳しい……キッズ以降はアニメ準拠の絵になったのも色々と複雑なものがありましたねぇ。
とか、色々思い出しつつ、割り込みだったので次は『虚構戦役の戦導師《アンシミュレイテッド・インキュベーター》 英雄部隊覚醒』です。