田尾典丈・著、 ReDrop・イラスト、GA文庫。
4月14日(金)読了。
クリスマス・イブの一件を経て、清一にも少し心境の変化があった。
まだまだ幼き日のトラウマは何より己に対する不信感となり、向けられる想いさえも素直には受け取らせてくれないでいた。
それでも何かを買えようと、清一は修学旅行で一つの行動を起こす……
気がつけばもう9巻なのですな。とはいえ、徳子さんの登場でようやく清一も動き始めたという感じでありますねぇ。あと、徳子さんと桐子姉さんの大学時代の知り合いって……まさか、この世界にもフェアリーテールシステムあるのか? とか思ったりも。他人のそら似でしょう、きっと。
なんというか、やっと清一が前向きになってきたんですが、簡単にヒロインと引っ付かない制限条件が『トラウマ』というのもあって、それなりにやな感じの部分も出てきたりしつつ。
修学旅行先が京都と奈良というのが馴染みのある場所でメタな聖地巡礼に行き易いなぁ、とか思いつつも、地元のギャルゲー聖地巡礼的には京都行く途中で京阪守口駅で降りて駅前のベンチで雪に塗れるのです。
さて、次で清一は少しは前に進めるのかどうか、楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『デボネア・リアル・エステート2 お給仕をする傭兵と、健気に笑う兎姫《プリンセス》』です。