麻中郷矢・著、磁油2・イラスト、GA文庫。
1月23日(火)読了。
第9回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

中学二年の夏。
長い間思い続けた葉月への告白を成功させたヒナタ。
これから幸せな日々が続くはずが、その翌日、葉月は姿を消してしまった。
それから七年。
葉月への想いを絶やさず、ゆえに喪失感に苛まれながら過ごしたヒナタの前に。
消えたあの日と変わらぬ姿の葉月が現れて……

なんだか、こういう作品もまだ出てくるというのに安心する御華詩。ベタなようで一ひねりあって、綺麗な物語ですな。ネタバレるので多くは語りませんが、心地良い読後感……だったんですが、最後のアレは少々蛇足だったかなぁ、と思わないでもない。
世界観的には色々広がりが出せそうなので、シリーズ化の布石なのかもしれませんが、だとすれば、次を読まねばなりませんね。※術中に嵌まってる

てなところで次は『異世界テニス無双 テニスプレイヤーとかいう謎の男がちょっと強すぎるんですけど!』です。

君と夏と、約束と。 (GA文庫)

麻中 郷矢
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2017-12-14