今村昌弘・著、創元推理文庫。 11月17日(月)読了。

これまでの二つの事件の根底にあった機関。 その研究資料を求める企業社長の依頼により、比留子と譲は廃墟遊園地に建つ兇人邸を訪れた。 だがそこには、恐るべき存在がおり惨劇が幕を開けた……。

剣崎比留子のシリーズ第三段。屍人、魔眼とオカルト要素を持つ本格ミステリですが、今回は兇人。
遊園地の中のクローズドサークルですが、中々面白い構成で成り立っていますな。
ネタバレになるので多くは語れないんですが、モンスターパニック的な要素を本格ミステリとして活かしているのがよいですね。
このラストから、どう続いていくのか続刊が楽しみです。

てなところで、次は『虚構推理 忍法虚構推理』です。