J・K・ローリング・著、Pottermore Publishing。
6月30日(日)読了。

大いなる喪失と共に、ヴォルデモートの勢力が勢いを増す。
ハリーは、ロン、ハーマイオニーと共に、遺された役目を果たすことに決める。
だがその道のりは、果てしなく険しく……。

前世紀最後の年に原書で『炎のゴブレット』を読んで以降、当時所謂ブラック企業勤めで疲弊していたのと分冊でページ数が増えたのもあって読むのを途切れさせてしまった『ハリー・ポッター』シリーズ、約四半世紀越しに読了!
当初想像していた数倍ハードな物語でありました。こういう結末を迎えるのですねぇ。文化の違いもあるのでしょうが、正直、ハリーたちが子供だから癇癪起こしやすい情緒不安定なのかと思ったら、大人たちも結構簡単に癇癪起こしたりして話がややこしくなってたりで辟易するところもありましたが、最後まで先が気になって読み続けてしまうものはありましたね。
あと、五巻目ぐらいから言葉はきついけど一番客観的に正しくハリーを評価しているのがスネイプ先生だと思えてきたんですが、間違ってなかったというか、そういうことかと。
今もなお、展開が続く大きな世界を産み出した確かな名作ですな。

てなところで次は『そして誰もいなくなった』です。