鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
5月22日(月)読了。
前回に引き続いて学園都市の大覇星祭とローマ正教の陰謀の御華詩。
オールスター展開はやはり楽しいですな。で、珍しく秋沙が中心的な場面があったりしたんですが…… まぁ、なんだこういう星に産まれてるんですな、この娘。でも最後は暖かい終わりで心地よいですな。何気に、インデックスが実はよく解ってるということですね。メインヒロイン(?)の面目躍如といったところか。あと、ステイル&小萌先生という組み合わせが楽しすぎます。このフラグが今後どう活きてくるか期待しますが、この作者のことなので何巻先になることやら…… でも、作中時間って10冊で1ヶ月ほどしか進んでないんですよね、実は。そう考えると当人達にとってはそんなに放置プレイではないのかもと無理矢理納得して見たい気もしたりしなかったり。
で、このシリーズの事件の基本となってるのが敵側の信念、というか宗教が絡んでるので信仰と呼んだ方がいいのか、そういうものなんですが、今回の敵コンビの片割れオリアナ=トムソンのそれは興味深いモノがありましたね。確かに、誰もがそう思うことでしょう。信仰という観点から突き詰めるとこの悩みというかジレンマは耐え難いモノに成りうるのも理解できますね。まぁ、結論に対しては当麻と同意見ですが(;^^)
あと、もう一人の適役のリドヴィア=ロレンツェッティですが…… 要約すると「島本和彦の漫画かよ、お前」 最後の方は美味しすぎます。本気で怖いですが(;^^)
とまぁ、楽しめたというか勢いで1日で読んでしまいましたというところで、次は『 SHI-NO -シノ- 黒き魂の少女』です。