須藤項・著、ひづき夜宵・イラスト、MF文庫J。
3月20日(火)読了。
”クライムはのろわれてしまった。”
というわけで、世間知らずの戦士クライムが偶然拾った鎧と剣が外せなくなってさぁ大変。
トレジャーハンターのレンとたまたま逃げ込んだ古城で出会ったことを切っ掛けに、訳知り顔の謎の美少女フィアナ、たわし頭の魔術師サルダンと合流したりしながらその本当の運命を知る…… といったベタな御華詩です。
久しぶりにこういうファンタジーRPG風味の御華詩を読みましたが、気軽に読めてよいですね。バレバレの演出も気づいてないのはプレイヤーキャラクターのみというか。ツボを押さえつつ斜め上を狙おうとしている作品ですが、今までの作者の作品とちょっとだけ傾向が違いますが、これはこれで結構面白いです。ああ、主人公が基本的に極端に鈍くてへたれ気味なのは共通ですね(;^^)
シリーズとしてあからさまに続いているので続けてみようと思います。

で、次は全くタイプの異なるところで『戦う司書と神の石剣』です。