西尾維新・著、竹・イラスト、講談社 BOX 。
7月13日(金)読了。
後半戦突入の緒戦は姉弟対決! 数ヶ月前から予告されたこの闘いの顛末は中々に考えさせられるモノがありますねぇ。
七実という存在を巡る価値観の逆転というかそういった部分はやっぱりミステリの流れを感じさせ、若干システマチックに感じる部分もあるかもしれませんが、これはこれで興味深いです。過ぎたるは猶及ばざるがごとし。
家族殺しと天才性の代償。重いテーマなのですが、オチで台無しというか緩和するのは流石と言えましょうか。この辺、突き詰めると先日読んだ『ぼくと魔女式アポカリプス3』にも通じるモノがありますね。というか抽象度のレイヤー次第で一致する構図だったりしますがね。

果てさて、そんな訳で、次回はいよいよ尾張に戻り話は大きく動き出すようですね。あと5冊、楽しみにしたいと思います。

とまぁ、そんなところで、次は小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作『学園カゲキ!』です。