支倉凍砂・著、文倉十・イラスト、電撃文庫。
5月20日(火)読了。

港町パッツィオでの銀貨騒動で一儲けしたロレンス。
その儲けを元手に更に膨らませようと欲を掻いたことで商人生命どころか文字通りの生命の危機に陥ることになる。
形振り構わず元手をかき集め起死回生で狙ったのは……

商業を軸としたファンタジーということで独特の持ち味がありますねぇ。商人の駆け引きを日常会話にも持ち込んでいたり、小粋な言い回しが多用されていて心地よいです。勿論、本筋の商人同士の腹の探り合いは言わずもがな。

今回は早々に危機に陥れたことで話が緊張感に満ちててよかったのですが…… アニメで先に結末見てしまっていたのが惜しまれます(;^^) 結構忠実にアニメ化されていたのですねぇ。

とまぁ、そんなところで続いては次からは未知の領域な『狼と香辛料Ⅲ』です。

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

支倉 凍砂
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日: 2006-06-10