葵せきな・著、狗神煌・イラスト、富士見ファンタジア文庫。
8月5日(火)読了。

碧陽学園生徒会では、夏休み前の全校集会で出し物を行うことが伝統となっていた。
夏休みに向けての生徒達の気持ちを引き締める大切な催しと、生徒会の面々は一丸となり案を検討する。
そうして、今年も、生徒会の名に恥じぬ出し物が……

出来るはずがないのが碧陽学園生徒会と言う訳で、相変わらずの軽妙な漫才でありました。
うん、狭い範囲での漫才でよくこれだけ続くなぁと思ったり、やっぱり富士見以外のネタが多くて大らかだなぁとか思ったり、サラッと楽しめる作品でした。
とは言え、三冊も重ねればそろそろシリーズ要素が出てくるというか、1冊目から続いていた伏線がようやく本編に絡んできそうなような、そうでもないような進展もあったりします。その辺りで用いているメタな構造は結構おもしろいです。

とまぁ、そんなところで次は『 SHI-NO -シノ- 空色の未来図』です。

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫)

葵 せきな
出版社:富士見書房
発売日: 2008-07-19