樋口司・著、タカハル・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月26日(金)読了。
文化祭を間近に控えて、与四郎を始めとして微妙な超能力者達が属するミシン部(ミステリー研究&写真部)も出し物の準備を始めていた。
コスプレ喫茶をすることになって女性陣は難色を示すかと思われたが、ニーナだけは大はしゃぎ。
そうして迎えた文化祭当日。
楽しみにしていた日であるにも関わらず、突如ニーナと与四郎は追われる身となって……
微妙な超能力=人と違う部分=コンプレックスと言ったような図式の御華詩第三弾。
すっかり地の文の嘘は無くなりましたが、前述のテーマは生きてますねぇ。
全体構造が色々と試している感じでしたが、余計な部分をそぎ落としたことでまとまっていたように思います。各キャラの立ち位置も大分明確になってますし、色々とその辺りが生きていたようにも感じました。でも、柊先生だけが未だ扱い酷い気がしますが(;^^) まぁ、仕掛け自体がネタバレそうなので敢えて書かないので大枠だけですが、サクッと読めて楽しめる内容でした。
とまぁ、そんなところで次は『二人で始める世界征服3』です。