井上堅二・著、葉賀ユイ・イラスト、ファミ通文庫。
7月1日(水)読了。
第8回えんため大賞編集長特別賞受賞作。
文月学園では、ちょっと変わった制度があった。
学年が上がる際に行われる振り分けテストの成績順位に基づくクラス編成では教室の設備までもがランク分けされる。
しかし、そのランクを覆す下克上のシステムがあった。
クラス対抗の試験召喚戦争、試験の点数がダイレクトに戦力となる戦い。
そんな中、吉井明久はダントツの馬鹿さで最下層のFクラスに所属していたがとある理由で下克上を目指して……
今更な感もありますが気になって読んでみましたということで。
ふむふむ、予備知識無しで読んでみたのですが、まっことタイトル通りの御華詩ですな。シミュレーションRPGっぽい雰囲気でパラメータを課目と試験の点数にしたようなシステムが上手く話に活きていて新鮮な風味を感じました。全体的にテンポが良くて読みやすいのも良いですな。ただ、面白いと思ったモノの続きを読む時間があるかどうかが問題です(;^^)
てなところで次は『ビスケット・フランケンシュタイン』です。