刈野ミカタ・著、萩原音泉・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月14日(月)読了。

幻想世界《プシュケー》の『王位争奪戦』を大詰めを迎えていた。
火ノ見はテュエッラの意見を受けて遊園地を訪れる
人が多い場所であれば敵を見付けられる可能性が高いということだった。
だが、当然本音はそんなところには無かったのだが、空気を読まない火ノ見は舞やセレネも同行させる。
機嫌の悪いテュエッラと二人で話そうと舞とセレネと分かれたのだが、そこでテュエッラは妙な『縁《イデア》』を感じ取る。
その発生源である学校へ二人は向かったのだが……

『幻想世界』の代理戦争を『現象世界』にて行うシリーズ三作目にて無事完結。
舞台を限定して可成り小さく纏めた感はありますが、急ぎ足ながら決着は付けられたように感じます。まぁ、特に急いだと感じたのは火ノ見のデレだと思いますが(;^^) 女性キャラより、この主人公の設定が面白かったなぁ、と個人的には思います。
まぁ、プラトンをまともに勉強した人間にはこのギリシャ哲学に登場する用語の使い方に違和感があったりするんですが、そこを突っ込むのは無粋でしょうな(;^^)

てなところでようやくMFのストックが終了したので次は『破小路ねるのと堕天列車事件』です。

プシュケープリンセス 3 (MF文庫J)

刈野 ミカタ
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2010-05-22