初美陽一・著、さくらねこ・イラスト、GA文庫。
9月29日(土)読了。
文化祭の準備が進む中、悠馬達のクラスは『男装 ご奉仕喫茶《かふぇ・りばーさる》』に決まった。
それはそれとして、アデルの男性恐怖症の克服に協力したり、舎妹の姫子を心配したり鈍感超特急な悠馬。
気が気ではない朱里は何かと突っこむが暖簾に腕押し糠に釘。
そんな、日常の物語……
今回はアデルのターンではありますが、各ヒロインというか朱里以外というか血祭りさんプラスの連作短編、といった様相でありました。あとがきでメガネっ娘への愛も忘れないといった著者を某手錠で繋がれた云々の作者は見習うべきだと思うんだ、うん。次から早苗さんメインヒロインとか……
閑話休題。
で、内容的には鈍感レベルが高すぎて都合良く男の本能を交える手法はライトノベルでは王道ですが若干食傷気味のところもあります。姫子がメインで動いて次は彼女のターンですが、ここはやはり、朱里のターンをもっと増やすべきだと思うのです。眼鏡っ娘三倍萌え、眼鏡っ娘でご飯三杯はいけるとか言語道断眼鏡っ娘は主食なのですから、この流れなら、本当、そういうテコ入れがあるべき。実際、アデルよりは朱里の待遇がいい訳ですし、この流れなら自然に繋がると思うのです。とにかく、朱里を応援したい、そして痛キーボードが出れば悦んで発注したい、そんな飲んだ帰りの読了でありました。
てなところで次は『この中に1人、妹がいる!8』です。