一ノ瀬六樹・著、ありえこ・イラスト、GA文庫。
10月27日(土)読了。
第5回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
山田真理《しんり》は小柄で童顔で可愛らしい容姿をしているが、正真正銘の男。
昔から女の子扱いしてこられたけれど、正真正銘の男。
そんな彼が、かつて憧れた先輩からとある高校の入学を進められる。
真理達の年から共学になるというユリウス女学院。
そのパンフレットの男子制服の白詰め襟を是非とも着たい。
そうして、真理はユリウス女学院を受験し、無事合格。
だけど、届いた制服は女子の制服で……
うん、『女装して女子校』ってのは『アストロ乙女塾!』やら色々な作品で用いられてきたシチュエーションでありますが、そこに一人じゃない、って要素を絡めているのが中々面白いですねぇ。性別についてよくわからなくなってくるのは、まぁ、性質上仕方ないとして、リアルなのか厨二なのかわからないところもあったりしましたが、でもまぁ、ノリでどうにかなっている範囲。ページ数ある割には読みやすくて楽しめました。
てなところで次は『ベン・トー9.5 箸休め~濃厚味わいベン・トー~』です。