アサウラ・著、柴乃櫂人・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
10月31日(水)未明読了。

有明の海には、狼たちが集う。
年に二回、それは開催される。
それは、聖なる戦い。
人々は、その嗜好を解放し、欲望を満たす糧を求めるのだ。
そんな場に、現れる名うての狼。
早瀬の白粉とは、何者なのか……

まぁ、ごく一部を切り出せばそれほど間違ってないけど盛大に間違えている箸休め。
表紙が白梅様と白粉だったり著莪は当然として烏頭先輩の出番も結構あったりして中々においしい一冊でありました。
佐藤の変態が冴え渡ってたり、ある意味沢桔梗も同類に感じられる部分があったり、佐藤と著莪の日常やらが描かれてて結局はこっちを選ぶのかどうなのか関係性が微妙になったりもしつつ本編とは関係ないみたいだったり、槍水先輩が一年の頃のHP《ハーフプライサー》部の様子が微笑ましくも切なかったり白粉と白梅様の関係も掘り下げられてて変なところがシンクロしてるなぁと感じたり、盛りだくさん。これで真希乃も出てきてたら尚よかったのですが、それは欲張り過ぎでしょう

でもまぁ、一番濃かったのは……AN。ガチ過ぎる。でも、その元ネタを提供している白粉先生が最強なのは揺るぎない。それと、アオちゃんって……いや、これはフィクションですよね、うん。

てなところで次は『伏 贋作・里見八犬伝』です。