望公太・著、029・イラスト、GA文庫。
11月20日(火)読了。
異能に目覚めながらも特になんということのない日常を過ごしていた安藤寿来。
だが、彼の元に多いなる変化が訪れる。
かつて、異能者の集う文芸部に襲いかかった脅威。
生徒会長の工藤さんが再び現れたのだ。
だが、何か様子がおかしい。
彼女は、文芸部ではなく、安藤にこそ用があるようだった。
そうして、彼女が決然と安藤に告げたのは……
厨二病を巡る青春物語、でたぶん間違ってないですな。厨二病の使い方がメタなところでも機能していて面白い。正直、筋立ては王道もいいところなのですが、そこを上手く色づけていますねぇ。前半の工藤さん、それを受けての鳩子、とどちらも厨二病そのものを巡る御華詩でありましたな。
また、異能を持つ文芸部の面々が日常を送る裏で、着々と繰り広げられている異能バトルを臭わせるのも中々いい塩梅。そっちは外伝で読めるようなのですがどうしたものか……
まぁ、何はともあれ工藤さんいいキャラだ。
あと、奈津愛希さんのイラストはどこですか?
とまぁ、そんなところで次は『 RAIL WARS!4 ~日本國有鉄道公安隊~ - 』です。