有賀一善・著、あにぃ・イラスト、GA文庫。
7月4日(木)読了。
第五回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
子守山タツルの目の前に、突然彼女は現れた。
メカのような装甲に包まれた、ゲームのキャラにそっくりな少女。
狭いスペースで思わず触れた彼女の装甲。
すると、装甲は弾け飛び。
彼女のみを覆う物は何もなくなってしまい……
そんな導入で始まる装甲少女との日々の御華詩。ついついそこばかりに目が行きそうなインパクトのあるシーンがあったりしますが、全体としては自己完結してしまった『完全体《エリミナ》』という存在を通して『愛ってなんだ?』と問うようなテーマ、だったように思います。色々とご都合主義な設定で繋いでいますが、これはこれで勢いでどうにかなっている印象ですな。うん、これで、あれだ、眼鏡分があれば尚良いのですが。
てなところで次は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3』です。