茜屋まつり・著、蒲焼鰻・イラスト、電撃文庫。
1月18日(土)読了。

一発の弾丸がもたらす重さ《ヘヴィ・ウェイト》。
それは、計り知れないものである。
過去という未来、そのヘヴィ・ウェイトを思い知らされたサラマンデル。
現在という過去で未来の改変を試みるのだが……

タイムリープ×西部劇×呪術な御華詩第二弾。
今回は、ロッキーメインな物語。過去と未来が交錯する構成は前巻通りですが、過去の未来も関わってきて更に時系列は複雑化しつつ、実際には王道の物語展開ですな。若干、カラー口絵と組み合わせて狡い仕掛けも見受けられつつ、まぁ、それは榎木津礼二郎の能力無効化と同じ原理かという風に認識するミステリ脳。

ともあれ、安心して楽しめるエンタメでありました。ちと、手が回ってないですが近いうちに3巻も読んでしまいたいところでありまする。

てなところで次は『落第騎士の英雄譚《キャルバリィ》3』です。

アリス・リローデッド (2) ヘヴィ・ウェイト (電撃文庫)

茜屋まつり
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日: 2013-05-10