人間の善き隣人、精霊。
その認識が変わろうとしていた。
度重なる精霊による凶悪犯罪に、人々は気づき始めたのだ。
精霊が、人間には遠く及ばぬ威力を秘めた存在で有ると。
その気になれば、易々と人間社会を破壊可能であることを。
それは、人間と精霊の蜜月を終わらせる、一つの存在の陰謀。
フォロンが敵の手に落ちた中、コーティカルテとツゲ神曲楽士派遣事務所の面々は黒幕へと挑むのだが……

GA文庫創刊当時から追いかけてきた、赤のポリフォニカ、遂に完結! まぁ、発売からだいぶ間が空いてしまいましたが、感慨深いものがありますな。フォロンとコーティカルテを通して描かれる、同じ時間を歩めない人間と精霊の関係についての、一つの答え。順当すぎますが、だからこそ、初志貫徹とも言えますな。

多分、これで現状出版されているポリフォニカシリーズは完走した筈なので、そういう意味でも感慨深い。まぁ、まだまだ出てきて欲しいのが正直なところではあるのですが(;^^)

てなところで次はアニメも始まった『 RAIL WARS!9 ~日本國有鉄道公安隊~』です。