アラウラ・著、赤井てら・イラスト、オーバーラップ文庫。
7月27日(日)読了。

ユリは、再びここを訪れていた。
『デスニードラウンド』。
夢の国とも称される米国産の一台テーマパークである。
切っ掛けは、松倉チームへと来た依頼。
夜な夜な行われるというとある事象の調査であった。
かつて両親に捨てられたこの地で、ユリは残酷な運命と対面し……

シリーズ完結の第三巻。
今回は、タイトルロール通りの『デスニードラウンド』を舞台に繰り広げられるドンパチの御華詩……なのですが、本当、攻めますねぇ。色々な意味で。ドナ……ロナウダ、ピー……P君ときて、今回はミッ……ニッティー。遂に、遂に奴が相手です。
最後に相応しい大規模な戦いになっていますが、その裏で人間の残酷さというか嫌らしい部分に晒されてそれにどう応えるか? みたいなものがあって何とも心を抉ってきますな。でも、それをキッチリ答えを出して辿り着くラストは爽快なものでありました。

これで完結は寂しいですが、まぁ、奴を倒しちゃったら後はないですから綺麗に終わったとも言えましょう。

てなところで次は『踊る星降るレネシクル5』です。

デスニードラウンド ラウンド3 (オーバーラップ文庫)

アサウラ
出版社:オーバーラップ
発売日: 2014-05-22