田尾典丈・著、ピロ水・イラスト、オーバーラップ文庫。
8月12日(火)読了。
三猿に纏わるトラブルも解決し、ひと段落と思っていたところに更なる波瀾。
件の事件に大きく関わっていた五百野《いほの》薔薇《しょうび》が転校してきたのだ。
再び社の周りに起こる異変。それは、ラッキースケベ。
だが、やがて、それだけでは済まなくなり……
金の斧の御伽噺をモチーフとした一人で三人なハーレムコメディ第三弾にして最終巻。
誰も見捨てない綺麗事をどうにかして実現しようというテーマでしたが、まぁ、なんとかそうなったかな? という。社の不幸と街のシステムの謎も明かされて、綺麗に決着はついた形ですな。ちょっと、泉の女神の辺りが駆け足気味だったので感情移入する前に終わっちゃった感があるのが若干残念ではありますが。ともあれ、シリーズ完結お疲れ様でした。
てなところで次は『落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》5』です。