東出祐一郎・著、近衛乙嗣・イラスト、TYPE-MOON BOOKS。
8月14日(木)読了。

シロウ・コトミネの謀略により、大聖杯は彼の手に渡ってしまった。
既に、赤と黒の対立構造は瓦解し、新たな局面を迎えようとしていた。
シロウ側に着く者、着かない者、赤と黒の枠を越えた利害関係の発生。
前例のない存在となったジークもまた、その中に加わって……

並行して読んでたのを読了の聖杯大戦を巡る物語第三弾。ここに来て、一気に局面が動いてきましたねぇ。というか、色々ぶち壊してしまったというか。ここに来て、ずっと別行動だった黒のアサシンも絡んで来て深刻な事態に陥る中、何故かラブコメ要素も混入して渾沌とした状況ではありますな。まぁ、だからこそ、より終わりが怖いというか、そういう展開ですねぇ。取りあえず、ネタバレを押さえて抽象的に述べてつつ、次は『 Fate/Apocrypha Vol.4 -熾天の杯-』を『落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》5』と並行です。