羽根川牧人・著、片倉真二・イラスト、富士見ファンタジア文庫。
8月23日(土)読了。

憧れの心空管特区《ガジェットシティ》大輪で心空機士となったクウゴ。
友の遺した武器で大事件を片付け、街には一旦平穏が戻っていた。
だが、その裏では、不穏な空気が蠢いている。
件の事件で破損した巨大心空管修理に訪れた技師達の警護をするなかで、クウゴ達は思いも寄らぬ大事に巻き込まれることとなって……

電子文明に変わる心空子というエネルギーを見出した未来の物語、これにて幕。
急ぎ足ではありましたが、電子文明の終焉から這い上がった人類の姿は中々に興味深い物もありました。また、主人公の従妹のツグミも非常によいキャラでありましたねぇ。凄腕のハッカー眼鏡っ娘。まぁ、伊達ではありますが、意味ある眼鏡は認める派なのでありまする。あと、カナエさんがお気に入りだったんですが……うん、なんとなく解ってたけど、これはこれでよし。
色々と勿体ない部分もあって、ジャンプで言う俺達の戦いはこれからだ! エンドになってはいますが、一つの世界を描き出していたのではと思います。

てなところで次は『きんいろカルテット3』です。

心空管レトロアクタ(2) (ファンタジア文庫)

羽根川 牧人
出版社:KADOKAWA/富士見書房
発売日: 2014-05-20