菊池たけし/F.E.A.R.・著、佐々木あかね、安達洋介・イラスト、富士見ドラゴンブック。
11月23日(日)読了。
父の死の謎を追って旅立つことになった新米冒険者、ルーチェとベルダー。
二人の度を早々に襲う危機。
十分な食料を持って出た筈だった。
なのに、今、食料も路銀も付き、二人は命の危機に瀕していた。
その原因は……ルーチェの健啖だった!
――お腹か空きました。
そんな腹ペコギルドマスター達の冒険の旅が、今、始まる!
アリアンロッドはルールブックも持っていなければプレイしたこともないのですが、とある縁で購入。これからTRPGを始めてみようかな? という人に「とりあえすコレ読んどけ!」と最初に進められる入門書をコンセプトとしたリプレイという位置づけの本になります。そのため、意図的にプレイヤーに初心者二人を加えてのリプレイとなっており、非常に基本的なところから始まる物語。
また、ゲームマスター側の視点も意図的に多く描かれて、ああ、こんなに考えてなくても出来るモンなんだなぁ、というゲームマスターの敷居を下げる意図もあるようで、その辺りも楽しい一冊でした。
まぁ、初心者の一人の思考がどう考えても素人の発言じゃないんですが、それはそれでネタとして楽しかったり。つか、『聖弾のルーチェ』ってそういう意味かよ! っと思わずツッコみましたが(;^^)
ともあれ、楽しいリプレイで意図通り色々と昔取った杵柄だったり、最近少し復帰しつつあるTRPGのことを知るよい入門書でありました。
てなところで次は継続して『チート剣士の海中ダンジョン攻略記~水着娘とハーレム巨船~』です。