西尾維新・著、 VOFAN・イラスト、講談社。
11月21日(金)読了。

巻き込まれ体質の隠館厄介は、今日も事件に巻き込まれては犯人扱いを受けていた。
そんなとき、彼は、探偵に助けを求めるのが常だった。
その中でも、特別な存在。
最速の探偵、掟上今日子。
若くして総白髪で眼鏡を掛けた彼女は、必ず今日中に事件を解決する。
守秘義務も完璧に果たす。
なぜなら彼女は、ひとたび眠ると全ての記憶をリセットされる『忘却探偵』なのだから……

原点回帰というか、西尾維新の探偵小説。殺人事件ではなく日常の謎的な事件を取り扱っていますが、これはいい。今日子さんには今日しかない、その制限条件の下で繰り広げられる王道ミステリ。事件とその解決事態はオーソドックスなのですが、一番の謎は今日子さん、という方向性でしょうか? 中々いい引きだったので次も楽しみにしたいと思います。

てなところで変わらず次は『チート剣士の海中ダンジョン攻略記~水着娘とハーレム巨船~』です。

掟上今日子の備忘録

西尾 維新
出版社:講談社
発売日: 2014-10-15