木野裕喜・著、 hatsuko・イラスト、このライトノベル文庫がすごい!文庫。
2月20日(金)読了。
会堂の企みにより、大切なものを失った『心の欠片《フラグメンツ》』。
取り戻すには、まともな神経なら受け入れないであろう条件の下、城主ダンジョンを攻略せねばならない。
少しでも確率を上げるため奔走する零央。
彼は、そうして、ようやく知るのだ。
失ったものが、自分にとってどれほど大切であったのかを……
大きな目的を果たす中で、色々な人間関係にも動きのある物語でありましたな。
智早先輩の珍しいリアクションが個人的には一番の見所でした。確かに、なんだかんだ言ってこういう反応になるんだろうなぁ、という期待通り。今回暗躍はしていましたが余り前には出てこなかったのですが、そろそろ約束された表での活躍がありそうなので今後の智早先輩の活躍に期待なのです。
他にもラブコメチックな部分もあったり盛り沢山な内容でしたが、そういったお遊び的な部分もキッチリ本筋に収束して、気持ちいい読後感でありました。いや、お遊びなら、「そこは伊東ラ●フでもよかったんじゃ?」とかどうでもいいことを考えたりしましたが、それは、まぁ、余分。
ともあれ、これで仕切り直し。限られた時間でどう逆転していくのか? 楽しみにしたいと思います。
てなところで引き続いて『電想神界ラグナロク』です。