斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月9日(木)読了。
『高天原』の事件の後、文化祭の途中で姿を消した愛衣。
杳として知れぬ彼女の行方に不安になる日々が過ぎる。
そんなある日、優樹の前に突如現れた愛衣。
だが、彼女が取った行動は、再会を喜ぶのではなく、その力を優樹に向けることで……
二股ラブコメディとして始まりつつ一巻で一人ずつヒロインが増えてきた物語も遂に完結!
終盤の各キャラの動機を急ぎ足でこなしてしまったために展開にちょっと強引さは否めませんが、ハーレムコメディのオチとしてはまぁ、順当でありましょうか。ギリギリアウトっぽい感じの展開が幾つかありましたが、これはこれでエンターテインメントとしてはよいでしょうな。良くも悪くもMF文庫Jの一つの傾向を分かり易く示す御華詩でもありました。
てなところで次は『銀のプロゲーマー』です。