岡崎裕信・著、龍太・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
8月9日(木)読了。

特技と言えばマインスイーパーをカチカチする程度の凡人、五ツ星秋煌。
だが、何の間違いか天才が集う枡江学園、通称『チート学園』に推薦入学することになった。
秋煌が配属されたのは『プロゲーマー養成学科』。
そこで秋煌は格闘ゲームの世界チャンピオン、天堂銀華と出会って……

ゲームに対する社会的な認知の低さへの異議申し立てを多分に含んだ御華詩。また、『才能とは何か?』といったことに対しても興味深いテーマも孕んでいて中々興味深い。それを反映したような作中ゲームの『セカンドチャンス』の在り方はいいですねぇ。こういったテーマは好みであります。
まぁ、登場人物紹介に仕込まれた叙述トリック的要素は混乱を招くだけだったように思わないでもないのがちょっと残念でしょうか。前科がある作者だけに、そちらに意識を持っていかれて素直に楽しめない箇所が散見されたモノで(;^^)

てなところで次は『まよチキ!10』です。このまま一気にラストまで続けて読む予定。

銀のプロゲーマー (集英社スーパーダッシュ文庫)

岡崎 裕信
出版社:集英社
発売日: 2012-06-22