高木幸一・著、ぜろきち・イラスト、GA文庫。
8月9日(金)読了。
ひょんなことから、SL会の会長に仕立て上げられた灰堂青。
学生寮さえも嫌うほどの人間嫌いであった、会を通して接した少女達との関係の中、少しずつ、変わり始めていた。
だけど、やはり。
友達さえこれまでいなかった彼は、人との距離感が測れない。
そんなずれた彼に対し、想うところのある会員達から、女との接し方を教育されることになって……
人間嫌いが少しずつ人間を知っていく、そんな御華詩第二弾。
うん、やっぱりこの雰囲気がいいですな。青は非常に分かり易いですし。一種の異文化コミュニケーションみたいになってますが、先入観がない、ということの利点もあったり。ただ、会員達と接する中で、関係が深まれば深まるだけ、爆弾も育つわけで。
段々と、そういう流れになりつつありますが、一体何処に着地するのか? 続きを楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『リーディング・ブラッド2 月影の秘事』です。