田尾典丈・著、梱枝りこ・イラスト、ファミ通文庫。
8月14日(水)読了。

鬼神を封じる武士《もののふ》の血の定めに翻弄される、相坐凪紗。
鞍馬魅花への想いも玉砕(?)したものの、彼女と家族として共に過ごす日々を受け入れていた。
だが、それが面白くない人間も居る。
ずっとずっと、彼を意識していた存在。
幼なじみの奈巳は、秘めた想いを表に出せないまま、状況は更に悪化して……

『血統』を巡る物語第二弾。今回は、幼馴染みのターン+新ヒロイン登場、といった御華詩でありますな。魅花がほぼ空気だったのは、まぁ、仕方ないところでありましょう。

テーマがテーマだけに、踏み込まざるをえないところにしっかり踏み込んでいるのがよいですな。終盤のアレは、うん、ちょっと意表を突いた感じでした。でも、これ、結局ハーレムエンドを目指すしかないというか、それが「世界を救う」という大義名分の元で理想的な状況でもある訳で、どうなるやら。凪紗くんはオトコを見せるのでしょうか?

てなところで次は『狂乱家族日記 番外そのはち』です。寝かせすぎたのでええ加減読みます(;^^)

リーディング・ブラッドII 月影の秘事 (ファミ通文庫)

田尾典丈
出版社:エンターブレイン
発売日: 2013-07-29