海空りく・著、をん・イラスト、GA文庫。
10月21日(月)読了。
最弱ゆえに愚直に己を磨いた黒鉄一輝。
その力をようやく存分に発揮し、破軍学園の学内戦で勝ち星を重ねていた。
今では、もう彼をただの落第騎士《ワーストワン》と侮る者は少数派。すっかりその力は認め始められている。
そんな折り、彼の日々の訓練に付きまとう影。
それは、偉大なる剣客の娘で……
絶好調の学園バトル第二弾。魔法の力がないからこそ、己が身一つを磨いて最強へ至るという典型的な構図でありますが、ベタをベタとしてきっちり描かれていて熱いですな。今回は、剣客としての道をクローズアップしつつ。伐刀者でありながら剣術に傾倒する物好きは他にも居たというような感じで若干ご都合主義的ではありますが、そういう細かい事はいいでしょう。終盤に向かっての展開は、非常に心地よい者でありました。本当、好調なようで、こういうアツイのが、今、求められているのかも知れませんな。
あと、かがみんもちゃんと活躍していて安心して読むことができました。まさか、眼鏡外す展開はないですよね?
てなところで次は『のうりん7』です。