白鳥士郎・著、切符・イラスト、GA文庫。
4月12日(日)読了。
林檎の危機を救ったベッキー。
その姿は、彼女の教師としての在り方を教え子達に感銘を持って刻み込むに充分だった。
しかし、世の中そんなに甘くはなかった。
綺麗なベッキーになったその理由。
それは、持てる権力をフルに活用して進んでいた、とある計画によるもので……
ベッキー、いい先生だよなぁ、と思うんですがねぇ。そんな大台に乗った第10巻。同作者の過去作のキャラがクロスオーバーしてきたりしてるのですが、実はこの手のノリが大好物なので読んでないけどいいですねぇ。特に、おでこさんはもっと出てくるべき。つか、『らでぃかるエレメンツ』はいずれ読もう。 Kindle 版が出てますし、最近ゲットした Windows Tablet の試験にも使えるか……
とまぁ、そんなネタまみれな部分もありますが、相変わらず農業を取り巻く環境についてはガチですねぇ。日本の農業が世界的にみて異常だというのは、以前の巻でも留学帰りのおっぱ……良田さんと継の話で取り上げられてましたし、そのフォロー的なことも今回ありましたが、そこまで言われてるとは……でもまぁ、農業だけじゃ無いですよね、これ。ITとかも、酷いとこは酷い。土日祝も休ませずに連日徹夜残業させておいて、限界超えてぶっ倒れたら「体調管理がなってない!」と罵倒するマネージャーとか実在しますし。まぁ、そういうのが農業の世界でもあるという御華詩ですな。でも、IT業界に長らく携わっていると、こういう状況に何かしらお手伝いできるこもあるとも思ったり。作中ではおっぱ……良田さんの方向性ですな。
って、なんか生々しい言葉が紛れ込みましたが、うん、ベッキーはいい先生だと思うのですよ。学生が空気読めてないだけで、うん。
てなところで次は『中古でも恋がしたい!』です。