春原煙・著、狐印・イラスト、GA文庫。
12月31日(木)読了。
第7回GA文庫大賞優秀賞受賞作。
実力が発揮できず魔術学院を追われたジェラール。
彼は、父が残した伝説のサ法使いの召喚術を試して見た。
サ法使いと言えば、魔法などものともせずに世界の危機を救う存在だという。
魔法使いを越えサ法使いを呼び出して、不甲斐ない己の師匠になって貰いたい。
そんな一心で行った術は成功する。
だが、呼び出されたサ法使いは、伝説にある髭の紳士ではなく、セーラー服の女子高生だった……
色々ツッコミどころはあるものの、コメディとしての勢いで突き通した感じですねぇ。サ法はつまり詐法と言うわけですが、だからこそインチキ臭い師匠ちゃんのキャラが嵌まってますねぇ。メタな感じですが、計算尽くなのかどうなのかですが、仕掛けがよく出来ていますな。ここから、どう話を転がしていくか楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる10』です。