豊田巧・著、バーニア600・イラスト、Jノベルライト文庫。
8月15日(水)読了。
鉄道公安隊の研修も経て、何かと関わりの深い実力派アイドル鹿島乃亜。
彼女が所属する unoB のライブが余部鉄橋で行われることになった。
そんな折、メンバーの一人、相模野々花の突然の結婚宣言。
結果的に、悪質なファンからの脅迫が多発することとなった。
乃亜の大ファンである大湊室長の私情も少々含みながら、東京から支援を出そうとするが大阪局は難色を示す。
なんとか移動中の警護のみ、警四から二名出すことを認められ高山と桜井が unoB に同行することになったのだが……
アイドルの警護を軸にしつつ、なんというか、管轄の面子とか隠蔽体質とか、嫌な面が色々描かれていますねぇ。
でもまぁ、そういうのとの板挟みが社会に出ることなのかもしれないという哀しい現実があったりするのも事実で。
高山は、上手く媚びを売っているようで、根底ではぶれないものがあるから、あのメンバーを纏められているのでしょうな。
ここからどういう方向に進んで行くのか、続きも楽しみにしたいと思います。
てなところで、次は『サキュバスに転生したのでミルクをしぼります3』です。