有象利路・著、かれい・イラスト、電撃文庫。
6月10日(月)読了。

『欲望の樹海』という難所を越えた先に、一件の家があった。
そこには、賢勇者と称されるシコルスキ・ジーライフが暮らしている。
彼の元を訪れるのは、一定以上の力を持ち、かつ、何かしら賢勇者の力を必要とする者達。
そんな賢勇者の元には、一人の弟子がいた。
サヨナという少女は、彼から何を学ぶのか……

トコトン馬鹿な御華詩でありますな。色んなところに喧嘩を売っていくスタイル。久々にこういう作品を読んでとても楽しかった。マスコットの斬新なデザインには感銘を受けました。で、どうしてワニマガジン社の某有名雑誌がこんなに推されるのか……あまつさえ挿絵に見覚えのある表……いえ、なんでもないです。
過度なシリアス展開にならないのは『シリアスを絶対にゆるさないの会』のお陰でバランス(?)が取れているのか。それなりにメッセージも籠もってたりするのがお約束という感じの、とても楽しい御華詩。是非、アニメ化して色んなところに怒られて欲しい。

てなところで、次は『29とJK6』です。