内田俊・著、まりお金田・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月25日(土)読了。
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。

本気になれるものを探しながら、叔父の店でバイトをする戌井八千代、通称『ハチ』。
彼は、その店で一人の少女の本気を目にする。
心を揺さぶられたハチは、その少女にいきなり告白してしまう。
「……一つ、条件をだしていいですか?」
そう言って少女に導かれて訪れたのは……

『大食い』をテーマとした熱い御華詩。かつてスポーツに打ち込んだ主人公が、スポーツと大食いに挑むことの間で見出す共通項が中々に新鮮でした。言うべきことを言う人が居るというか、キャラ配置も上手いこと行ってますねぇ。二つ名もなるほど、と思わせる考証が入ってて、馬鹿馬鹿しくも心地良い。とにかく食べまくってる話ですが、萌えより燃えで熱くなります。ああ、二郎系をマシて食べたくて仕方ない……

てなところで次は講談社BOX消化に入って今更『真庭語』です。

喰-kuu- (MF文庫J)

内田俊
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2010-11-20