水上清資・監修、綾奈ゆにこ、浅川美也、砂山蔵澄、高木明日香、伊藤美智子、大野木寛・著、森見明日・イラスト、MF 文庫 J 。
12月23日(木)読了。

白魔女は使い魔の背に乗り夜を駆ける。
皆神山に不穏なモノを感じたのだ。
だが、そこで不測の事態が発生する。
ボウガンで撃たれ、あえなく地に落ちる。
そこで出会ったのは、穏やかな中年。
彼は、神代純一郎と名乗り……

B級ノリを遺憾なく発揮し、昨今のオリジナルアニメとしては存在感の非常に大きかった『世紀末オカルト学院』の公式アンソロジー。本当、色々と補完されていてBD買う程度に嵌った身としては嬉しい限り。
以下、収録された作品毎に。

『ちぃの初恋』

衝撃の正体を現した教頭が神代純一郎学長と出会う御華詩。
それが切っ掛けで、巡り巡ってああなったと……

『JKの微笑み』

オカルト学院らしい御華詩ですねぇ。こずえ的な位置にJKがというか。
でも、その中で何故JKとスマイルがいつも連んでいるかが明かされるという、嬉しい内容です。

『もえる、こずえ』

これはいつものオカルト学院。そうとしか言えない御華詩。
こずえ、いいキャラだ…… 彼女あってのオカルト学院と言っても過言ではない。

『大地満ちる美しい風』

美風の過去が明かされる御華詩。アニメの方の彼女を見る目が変わること請け合いという素敵な内容ですねぇ。特にラストが秀逸。そうでなくっちゃね。

『ブンメーの扉』

アニメのマヤ側の時間軸での後日譚。あのラストとの間を埋めるというか、あのラストに向かう切っ掛けを描いた内容で、色々と思い出して良いですねぇ。文明はやっぱり文明という御華詩でもあるんですがね(;^^)

てなところで次は『 KAGEROU 』です。

世紀末オカルト学院 (MF文庫J)

綾奈ゆにこ、浅川美也、砂山蔵澄、高木明日香、伊藤美智子、大野木寛
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2010-11-20