西表洋・著、モレ・イラスト・GA文庫。
1月25日(日)未明読了。
第6回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
山奥の秘境でひっそりとヴァンパイアと暮らしていた少年。
三歳で前世の記憶を取り戻した彼は、一つの宿命を悟る。
ラーメンだ。
ラーメン求道者となり、その道を究めるために生きるのだ。
そうして、前世の記憶を頼りに彼は己を鍛え……
オーソドックスな物語ながら、異世界でラーメンを創るというネタと、鍼師という設定で異色の雰囲気を醸し出す物語。これは上手い。ファンタジー世界の食材集めやらが目的ですが、通常のファンタジーだとメインに据えられる事件の数々が全てラーメンの食材のためという目的にすり替わるということで差異を出していますねぇ。強さに無自覚な主人公がその強さを明後日の方向にしか行使しないというか。ともあれ、明日の昼はマシマシ喰わなきゃ収まらないよ、これ。
てなところで次は『虐殺器官』です。