武田綾乃・著、アサダニッキ・イラスト、宝島社文庫。
1月24日(金)読了。

久美子達の最後のコンクールが迫る中、北宇治高校吹奏楽部に波乱の種があった。
それは、久美子と転校生真由のユーフォニアムソロを巡る対立構造。
久美子は実力で選ばれることに不満はないが、どうにも周囲が騒ぐことに。
しかも、滝の方針を巡って麗奈とも気まずくなってしまう。
数々の問題に直面しながら、それでも久美子はコンクールへと向かい……

久美子達の三年間の終着点! ああ、このラストはいいですねぇ。
ベタながら部活モノのラストとして、この決断に向かうシーンは本当にいい。
派手さはなく、ただただ彼女たちの学生生活を描ききっていて、とても心地いい読後感でありました。
結局、誰も超人はいなくて、一人一人が成長していく物語でしたねぇ。

てなところで次は『虚構推理』です。