星家なこ・著、平つくね・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月19日(土)読了。

『一色』を巡る闘いも、いよいよ終盤を迎えていた。
慎太郎の最後の相手は、彼の幼馴染みである榊十夜だった。
様々なモノ全てを背負って『一色』を目指す慎太郎と、愛する女性、慎太郎の姉の静香のために戦う十夜。
お互いをよく知るもの同士の最後の闘いの時は、刻一刻と迫って……

『一色』を巡る闘いも遂に終結。最後の闘いの動機付けは中々いいですねぇ。十夜の戦う理由が非常に興味深いモノでした。
また、慎太郎周辺が素直でない不器用な人間が多いのに対して、対照的に十夜はただ静香を愛するという信念の元行動する、そんな対比もよいですな。こうして決着が付いてしまったところでシリーズ完結のように思いますが、どうなるか、また新刊をチェックしていきたいと思います。

てなところで次は『かぐや魔王式!第5式』です。

蒼月のイリス3 (MF文庫J)

星家 なこ
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-10-23