田尾典丈・著、有河サトル・イラスト、ファミ通文庫。
3月4日(金)読了。
大きな目的のため、『フェアリーテールシステム』の謎を追う秀之。
彼は、『電子妖精』との一つの戦いを乗り越え、新しい仲間を得た。
そうして、平穏を取り戻し、いつものように人助けをしながら、暎那を救う手立てを練っていた。
そんな折り、『電子妖精』の拠点の情報が偶然手に入って……
外伝第二弾。『フェアリーテールシステム』の深みに迫る本シリーズであります。
システムを逆手に取った異能の扱いが中々に興味深く、今回も派手なバトルが展開されていますな。
その裏で、着々と仄めかされる謎達。
そして、本編と繋がるファクター。
登場人物が増えたのもあって、ちょっと会話の中で誰が誰かごちゃごちゃしてしまっていた感もありますが、『フェアリーテールシステム』への興味は益々増幅されています。ここから本編へはスムーズに繋がっていきそうな感じで、更には大きな転換期も迎えているので、次が楽しみでありまする。
しかし、もう、9冊目って早いですねぇ……
てなところで次は『ゼロの使い魔20~古深淵《いにしえ》の聖地~』です。