支倉凍砂・著、文倉十・イラスト、電撃文庫。
3月1日(火)読了。

旅の終着も近付いたレコスの町で、ロレンスは商人が世の在り方を変えようかという事態に直面する。
格の違いを見せ付けられながらも、その夢に同じ商人として胸を熱くしていた。
だが、ことはそう簡単には運ばない。
いよいよ、こうして、大きなうねりの中に放り込まれたロレンスは大きな決断を迫られて……

ロレンスとホロの長い旅路も遂に完結。
長き時を孤独に生きた狼と、一介の行商人の出会いから始まった物語。
その行き着く先は、二人の辿り着いた場所はどこだったのか? それは読んでのお楽しみでありますが、心地よいラストでした。なるほど、確かに、これこそが手に入れたもの、ですね。なんだか、『夢みたものは』を思い出したりしました。それらは全てここにある、と。
まぁ、本編は終わりですが、まだ後日譚的なものが出るようですんでそちらも楽しみにしたいと思います。

てなところで次は『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! addon シルバーブレット2』です。

狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)

支倉 凍砂
出版社:アスキーメディアワークス
発売日: 2011-02-10