支倉凍砂・著、文倉十・イラスト、電撃文庫。
2月27日(日)読了。
かつてはその存在さえ曖昧模糊としていたヨイツ。
ホロとの旅路の末に、その地は現実のものとして目前に迫っていた。
だが、現在のヨイツを巡る不穏な噂を耳にするロレンス達。
そうして、件の町を訪れたロレンスが目にしたのは……
ホロを故郷へと送り届ける旅路も終わりが見えて来ました。
これまで積み上げてきたモノの結果、商売一辺倒だったロレンスの心境におきつつあるコペルニクス的転回は、どういう結末を迎えるのか? その辺りを自覚していく御華詩、ですな。
てな訳で次は『狼と香辛料ⅩⅥ~太陽の金貨<下>』です。