裕時悠示・著、るろお・イラスト、GA文庫。
12月30日(金)読了。

恋愛アンチ同士、偽物《フェイク》の彼氏彼女となった夏川真涼と季堂鋭太。
二人が始めた『自らを演出する乙女の会』略して『自演乙』に、遂に5人目の会員が入り、同好会から部への昇格を果たす。
だが、その合宿の打ち合わせで訪れた季堂家で、鋭太の叔母が瞬時に真涼との関係を偽物《フェイク》を見抜いてしまう。
必死に誤魔化すが、幼なじみと元カノと婚約者には疑念がわき起こる。
そんな状況の下、合宿で訪れた海で、果たしてどんな修羅場が繰り広げられるのか……
ヒロインが出揃ったところで、それぞれの役割をより明確にする御華詩。偽物と本物の間で揺れる真涼と、それに対する鋭太の関係性に一石を投じる内容でもありましたな。ここからが、本当の始まりといったところでしょう。『愛からの逃避行』というテーマがどういう着地点へ向かっていくか? 続きも楽しみに読んでいきたいと思います。

てなところで次は『ボーイ・ミーツ・ハート2~彼女のハートは純情可憐!?~』です。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 4 (GA文庫)

裕時 悠示
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2011-12-14