武田綾乃・著、をん・イラスト、宝島社文庫。
5月20日(日)読了。

新しい体制での新しい北宇治高校吹奏楽部の幕開け。
前回の全国大会出場以上の全国大会金賞を目指し、新入生を交えて動き出す。
だが、二年生になった久美子は、変わらず後輩や先輩のトラブルに関わることになって……

『リズと青い鳥』の原作になる、二年生編。
映画はみぞれと希美視点になってますが、こちらはこれまで通り久美子視点で展開されています。
『黄前相談所』として、主に人間関係のトラブルに関わり続けていく久美子の苦悩の一年、ですな。
みぞれと希美の関係は大きな軸になってますが、それ以外にも、後輩達のあれこれがいいですな。
めがねっ娘が眼鏡を掛けても演奏できるようになるまでの物語、と言ってもそれほど嘘ではない……はず。
二冊で一年が過ぎ、とうとう久美子達も三年生。
中々楽しい体制になりそうなので、続刊も楽しみです。

てなところで次は『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?~好きになったJKは27でした~』です。