伊坂幸太郎・著、角川文庫。
10月5日(水)読了。

不運な殺し屋天道虫。 彼は、東北新幹線でトランクを奪うだけの簡単なお仕事中だった。 だけど、彼の不運は、当然、そんな簡単には済ませてくれず……

『ブレット・トレイン』の原作ということで読了! なるほど、大幅にアレンジしつつ、巧みにネタを拾ったオマージュ溢れる映画化だったのですな。
原作に忠実に映像化するより、ハリウッドに持っていって翻案した方がいいという流れでこれは、映画と原作の距離感が絶妙だったのだなぁ、と。
シーン毎に視点キャラが移動する群像劇の様相で、少しずつ明かされていく真相。
終盤は、なんか、押切蓮介の『サユリ』を思い出しましたね。ネタバレ避けて多くは語りませんが。
ちょっと『グラスホッパー』も気になってきたんですが、これ以上積みを重ねられないのでまたの機会に。

てなところで次は『リコリス・リコイル Ordinary days』です。